2010年3月 2日
カマドウマと日本人とのかかわり
竈馬という風流な名をもち、特に大きな害をなさないこの虫も、今日では便所コオロギという良くない名とともに不快害虫と
して忌み嫌われることも少なくない。かつての日本家屋は密閉度が低かったため、カマドウマが周辺の森林などから侵入し、
多くの日陰や空隙と共に食料も提供してくれる土間の隅などに住み着くことも多かった。そのため家人にとっては馴染みの日
常的な存在であったが、自然が住宅から遠ざかり家屋の構造や住環境も変化した結果、カマドウマ類が生息する家も少なくな
った。更に殺虫剤の発達と相俟って、人間に発見されれば即座に殺傷駆逐の対象とされることも多くなり、駆除対象以外での
日本人とのかかわりが少なくなっている。
キリギリスやコオロギ、ウマオイに似るが、成虫でも翅をもたず専ら長い後脚で跳躍する。その跳躍力は非常に強く、飼育器
の壁などに自ら激突死してしまうほどである。背中の形や長い横顔などが跳ねる馬の姿を連想させ、古い日本家屋では竈の周
辺などによく見られたことからこの名前が付いた。俗称として「便所コオロギ」などとも呼ばれる事もある。日本列島及び朝
鮮半島の一部に分布するが、地域によっては体の色や交尾器の特徴などが微妙に変化しているため、いくつかの亜種に区別さ
れている。
カマドウマという和名は、厳密には北海道から九州の地域と韓国に分布する原名亜種(複数ある亜種のうち最初に学名が付け
られた亜種のこと)のみを指し、他の亜種には別の和名が付いている。しかしカマドウマ科の昆虫は互いに似たものが多く、
日本産のカマドウマ科だけでも3亜科70種以上が知られ、専門家以外には正確な同定は難しい。したがって、明確な種別の認
識なしにこれらカマドウマ科の昆虫を一まとめにカマドウマと言うこともある。この場合は「カマドウマ類」の意か、別種を
混同しているかのどちらかである。
体長はオスで18.5-21.5mm、メスで12.0-23.0mmほど。メスは腹部後端に長い産卵管があることで簡単に識別でき、この産卵管
を含めると21.5-33.0mmほどになる。他のカマドウマ科の種と同様に成虫でも翅をもたない。体はやや側扁し(左右に平たく
)、横から見ると背中全体が高いアーチを描いた体型をしている。背面から側面にかけては栗色で、腹面や脚の付け根、脛節
などは淡色となる。各部には多少の濃淡はあるが、目立つ斑紋はない。幼虫も小型である以外は成虫とほぼ同様の姿をしてい
るが、胸部が光沢に乏しいことや、第1~第3の下面に多数の剛毛があることなどで成虫と区別できる。
顔は前から見ると下方に細まった卵型で、口付近には1対の長い小顎鬚(こあごひげ)が目立つ。触角は非常に長く体長の3倍
以上あり、暗所で体の周囲全体を探るのに役立っている。3対ある脚のうち後脚は特別に発達して跳躍に適した形になってお
り、腿節は体長とほぼ同じ長さがあり、脛節は体長よりも長い。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
カマドウマはゴキブリの次に嫌いです。
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